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動画制作会社を選ぶ際に見るべきポイントと事前に確認しておくべきこと

動画制作会社の選び方

動画制作会社は数多くありますが、外部に依頼する場合、どこを見て依頼先を決めれば良いのでしょうか。

今回の記事では動画制作会社を選ぶ際に、どこを見て判断したら良いのか、選ぶ際に確認しておくこと、打ち合わせまでに準備しておくべきことを解説していきます。

動画制作会社を選ぶ際に見るべきポイント

これまでの制作実績

動画制作会社を選ぶ際の最も良い判断方法は、これまでの制作実績やポートフォリオを確認することです。これまでどのようなジャンルの動画を制作してきたのか、動画の尺やテイスト、カメラワークまで、過去の制作実績やポートフォリオを見れば分かります。

動画制作にも、実写でのセミナーやインタビュー、企業紹介の動画やアニメーションでの解説系動画、商品・サービス紹介動画など、様々なジャンルの動画があります。制作実績を確認することで、その制作会社が強みとしているジャンルを知ることができるでしょう。

その上で自分達が制作したい動画のイメージに近い動画の制作実績がある動画制作会社を見つけるのが良いでしょう。

ここで一点注意したいのが、制作実績として公開していない実績動画もあるということです。動画制作会社では、秘密契約保持の関係で公開していない動画もあります。気になった制作会社には直接「このような動画を制作していますか?」と問い合わせてみると良いでしょう。

動画制作会社を選ぶ際に確認しておくこと

費用がいくらかかるのか

動画制作費は外注先によって大きな差があります。大手の制作会社なら1本100万円を超える場合も多々ありますし、10万円程度で受け付けているクリエイターもいます。

動画の尺やジャンルによっても費用は大きく変わるので、動画制作会社を選ぶ際には、過去の制作実績からどの程度の動画が、いくらくらいの費用で制作されているのかを確認するのが良いでしょう。

どこまでを担当してくれるのか

動画制作会社で動画制作工程のどこまでを担当してくれるのか確認しておきましょう。

動画制作には主に企画・構成、撮影・制作、編集、アップロード・アナリティクスという工程があります。どこまで外注するのかで予算は大きく変わってきます。また制作会社によってはこの工程の一部分のみを受け付けているところもありますので、契約前に制作工程のどこまで担当してくれるのかをよく確認しましょう。

動画制作会社との打ち合わせまでに準備しておくこと

動画のイメージに近い参考動画

動画制作では、自社で制作したい動画のイメージをどの程度伝えられるかがとても大切です。動画の尺や種類は言葉で伝えやすいですが、動画全体の雰囲気や世界観は、参考となる動画があると、よりイメージの共有がしやすくなります。イメージの共有ができると、こちらからの提案の質を上げながら、効率よく話し合いを進めることができるでしょう。

おおよその予算

動画制作は制作したい動画のジャンルや尺によって費用が大きく異なります。制作費が高ければ必ず良いものが作れるというわけではありませんが、ある程度予算があった方が、動画を通して達成したい目的・目標に近づけることでしょう。

動画制作の費用相場についてはこちらの記事をご参照ください。

予算を抑えたい場合は、動画制作の過程をどこまで自社で行うかが大きな鍵となります。撮影・編集は難しくても、動画内で使用するイラストや画像素材は自社で準備することができますし、撮影場所を近場にし、キャストも社内の人間にする等の工夫で、制作費を抑えることができるでしょう。

納期

納期は、動画を公開したい日から逆算して考えましょう。多くの場合、制作会社は動画を制作するまでが仕事で、公開やその後のアナリティクスは自社で行います。

公開日に納期を設定すると、思わぬ修正や公開までの作業で時間を取られ、公開予定日に間に合わない可能性があります。いつまでに公開したいのかを制作会社に伝えて、修正や予備日を考慮した上で納期を一緒に決めていくのが良いでしょう。

動画制作会社との打ち合わせで必ず確認すべきこと

追加費用

制作段階に入ってからの動画に対して、もし修正・追加がある場合、どの段階で言えばいいのか、どの程度の修正・追加ができるのかを確認しておくと良いでしょう。

もちろんこのような修正や追加がないようにしっかり話し合って決めていくことが望ましいですが、最初から完璧な動画はで作れません。制作の最後の方になって「ここを修正してほしい」と言っても制作段階の進み具合にによっては難しかったり、作り直ししなければならない場合にもなりかねません。動画の土台に近い部分の修正であるほど、制作が進むにつれて修正できなくなります。

また、修正・追加する場合の費用も確認しておきましょう。制作後に修正費がかさみ、予算オーバーとならないためにも、制作段階に入る前の話し合いで費用面の確認をしっかりしておきましょう。

スケジュール、納期

動画制作を進める上でスケジューリングはとても重要です。通常、制作工程には多くの人が関わります。一日日程がずれただけでも、人件費がかかりますし、撮影日がずれれば、次いつそのロケ地を予約できるかもわかりません。もちろん納期も遅れることでしょう。思わぬトラブルで制作工程がずれないように、予備日を含めたスケジューリングを制作会社と一緒に話し合い決めていくことが重要です。

納品形式

動画には多くのファイル形式があります。ファイル形式とは、映像ファイルと音声ファイルを格納したものです。

例えば制作した動画をYouTubeで公開したい場合は「〇〇のファイル形式でアップロードしてください」と指定があります。この指定以外のファイル形式でアップロードするとエラーメッセージが表示され、アップロードできないという事態が起こる可能性があります。

ファイル形式は動画の書き出し時に指定できます。書き出し後も変換ソフトを用いてファイル形式を変換することも可能ですが、無駄な工程が増えるだけなので、打ち合わせの時に納品データのファイル形式を指定するのが良いでしょう。

もし、どのファイル形式が良いのかわからない場合は、制作会社に相談するのが良いでしょう。

掲載場所に合うアスペクト比

YoutubeやInstagramなどのプラットフォームに動画を掲載するときに気をつけたいのが、動画のアスペクト比です。

アスペクト比とは、動画の縦と横の比率のことを指します。動画を掲載するプラットフォームとアスペクト比が一致していないと、動画を投稿できなかったり、投稿できても動画の一部が見られない、無駄な余白が入る可能性があります。

動画制作後にアスペクト比を調整することもできますが、既に掲載場所が決まっていて、必要なアスペクト比がわかっている場合は、撮影や編集工程で任意のアスペクト比にした方が効率的です。

もし、どのアスペクト比が良いかわからない場合は、打ち合わせの段階で制作会社に確認してみましょう。

まとめ

今回は動画制作会社を選ぶポイントについてご紹介しました。動画制作会社を選ぶ際は、実績や予算、確認事項がいくつかありますが、一緒に動画を制作する上で制作会社や担当者の雰囲気もとても重要です。

依頼する側も依頼される側も、いい気持ちで仕事を進められるような関係性を築けるかどうかは、動画のクオリティへも影響します。これらの項目を参考に、自社にとって最も合いそうな制作会社を探しましょう。